ソ連軍の２日の中国領侵犯発砲事件

（１９６９年３月３日北京放送）

　ソ連現代修正主義裏切り者集団は三月二日、ソ連国境部隊にさしがねして中国黒竜江省の珍宝鳥地区に侵入させ、公然と銃砲火を開き、わが国境部隊戦士多数を殺傷した。中国国境部隊は、自衛の反撃を余儀なくされた。ソ修反徒集団が故意に引き起こしたこの極めて重大な武装挑発事件は、中国人民に対する重ねての新しい重大犯罪であり、その社会帝国主義の醜い姿を再び暴露した。

　三月二日午前九時過ぎ、ソ連国境部隊当局は多数の武装部隊をくり出し、完全武装のうえ、装甲車、トラック、指揮車多数をともない、疑う余地のない中国領珍宝島地区に公然と侵入し、この島で正常なパトロール任命を遂行していた中国国境部隊に挑発を行なった。

　中国国境部隊はそのさい極めて大きな自制心をもって侵入したソ連軍にたびたび警告し、挑発の停止と中国領からの退去を命じた。ところが侵入したソ連軍は退去命令に応じないばかりか、反対に奇声をあげて、九時十七分公然と中国部隊に気達いのように銃砲火を開いた。中国国境部隊は忍びがたい状況の下に自衛の反撃を余儀なくされ、侵入した挑発者に当然の懲罰を加え、中国の神聖な領土を勝利のうちに守った。

　ソ修反徒集団が一手に引き起こしたこの極めて重大な武力衝突は決して孤立した事件ではない。ソ修反徒集団は長い間中国放府の再三の警告を無視して、中国の領土と領室を絶えず侵犯し、しばしば流血事件をつくり出してきた。一九六七年一月二十三日から今年三月二日までの二年余にわたろ結氷期にソ連国境部隊は中国の珍宝島地区に十六回侵入し、この侵入のさい数回にわたって、正常なパトロール住務を遂行中の中国国境部隊戦士を負傷させ、銃器、弾薬を強奪している。一九六七年十一月から一九六八年一月五日までにソ修反徒集団は前後十八回にわたって中国黒竜江省の珍宝鳥北方の七里沁島地区に侵入し、中国の大衆生産を破壊し、作業中の中国の大衆をたびたび殺傷している。ソ連国境部隊はさらに珍宝島南方の上下子島地区にもたびたび侵入している。ソ連軍用機の黒竜江省領空侵犯の回数になるとさらに多い。

　ソ修反徒集団が意識的に中国領を侵犯し、流血事件を絶えず引き起こしている罪悪行為は、ソ修反徒集団が長いあいだ米帝と結託し、気達いじみた反中国を進め、社会帝国主義と社会ファシズムを推し進めているみにくい姿の大きな暴露である。ソ修反徒集団のこれらの重大な犯罪は中国の軍民の極めて大きな憤激を引き起こしている。中国人民はソ修反徒集団にきびしく警告する。プロレタリア文化大革命に鍛えられた七億の中国人民は、あなどることのできないものである。中国の神聖な領土は絶対に侵犯を許さない。ソ修反徒集団がひたすら中ソ国境の武力衝突を起こし続けるなら必ずやマルクス・レーニン主義、毛沢東思想で武装された七億中国人民の断固たる反撃を受けるのであろう。