林彪同志が中国共産党中央軍事委員会常務委員にあてた手紙
常務委員の同志諸君
江青同志がひらいた、部隊の文学・芸術活動についての座談会の記録要綱を送付するから読んでもらいたい。この記録要綱は座談会に参加した両志たちがなんども検討をかさね、さらに毛主席がみずから三度も目をとおして筆をくわえたりっばな文献である。これは、毛沢東思想によって社会主義の時期の文化革命の多くの重要な問題に解答をあたえており、きわめて大きな現実的意義をもっているだけでなく、深遠な歴史的意義をもっている。
この十六年らい、文学・芸術戦線には先鋭な階級闘争が存在しており、どちらがどちらに勝つかの間題はまだ解決されていない。文学・芸術という陣地は、プロレタリア階級が占領しなければ、ブルジョア階級がかならず占領するものであり、闘争は避けられないものである。これは、イデオロギーの分野におけるきわめて広はんで、深刻な社会主義革命であって、下手をすれば、修正主義があらわれるであろう。われわれはかならず毛沢東思想の偉大な赤旗を高くかかげ、確画としてこの革命を最後までやりぬかなけれぱならない。
記録要綱のなかで提起されている問題と意見は、部隊の文学・芸術活動の実際状況にまったく合致するもので、かならず断固として貫徹、実行し、部隊の文学・芸術活動が政治を前面におしだし、人の革命化をうながす面で重要な役割をはたせるようにしなければならない。
党中央の審査、承認を求めたいので、記録要綱にたいしてどんな意見があるか知らせてもらいたい。
１９６６年３月２２日