福田一派の党破壊活動にたいする山口県党組織の断固たる闘争

1966年9月7日「赤旗」主張




 日本共産党中央委員会は、山口県党組織内にあって六月下句以来一部の外国勢力に事大主義的に盲従しながら、卑劣な分派活動をつづけてきた福田正義、穴迫隆之、隅岡隆春、大林清美、古谷荘一郎らの反党分子にたいする山口県委員会総会の除名処分を承認しました。これは、党中央の指導のもとにかたく団結してかれらの党破壊活動とたたかってきた山口県党組織の勝利であるとともに、第十回党大会の成功をめざし、二つの戦線での闘争をつよめ、大衆との結合を強化して総合二ヵ年計画を達成するために舎闘しつつある全党の活動に大きく貢献するものです。

 全党は、これらの反党分子の党破壊活動と断固としてたたかい、これを徹底的に粉砕することによって、マルクス・レーニン主義と綱領にもとづく全党の団結をいっそうつよめ、プロレタリア国際主義と愛国主義とを正しく統一した自主独立の立場をさらに強化しなければなりません。



 福田一派の反党分子は、わが党の路線に反対して、「日本共産党は四中総以来修正主義に転落した」などと公然と党をひぼうしただけでなく、意見の相違は規律をまもって党内で十分に討議しつつも、実践上、指導上は中央委員会、県委員会の決定にしたがうべきだ、との県委員会の説得を拒否して反党分派活動をつづけ、「民主集中制の組織原則は党中央の政治路線が正しいときにのみ適用される」と称して、民主集中制の組織原則を否定する反党的立場を公然と表明しました。そして、党員としての当然の義務である査問にも応じず、最近では、「日本共産党山口県委員会革命的左派」と称する反党分派組織の旗を公然とかかげ、「長周新聞」を機関紙として党に口ぎたない悪ぱをあぴせかけるなど、党の内外で露骨な党破壊活動を開始するにいたったのです。かれらがどんなに「革命的言辞」をもてあそぼうとも、これが、わが党と日本人民にたいする恥ずべき裏切りであり、日本革命の事業にそむく反革命の行為であることは、疑問の余地がありません。

 かれらは、一部の外国勢力の主張を口うつしにして、アメリカ帝国主義のベトナム侵略に反対する国際統一行動、統一戦線の強化というわが党の主張にあらゆるひぼうをくわえ、第十二回原水禁世界大会と日本原水協をロをきわめて攻撃しているだけでなく、特定の外国の党やその指導者の理論を現代の世界革命の指導理論として絶対化し、特定の外国の党の路線を無条件に支持するかどうか、その旗のもとに結集するかどうかが、マルクス・レーニン主義か修正主義かのわかれめである、などと主張しています。そして、わが党が自主独立の立場を堅持し、特定の党に無批判に同調する態度をとっていないことを理由に、わが党を「修正主義の党」と非難し、それによって党規律のじゅうりんと党破壊活動を合理化しようとしています。こうしたかれらの立場は、ソ連共産党指導部への盲従から売党裏切り分子への転落の道をたどった志賀一派や、外国の党の主張をふりかざしてその反党挑発活動を正当化しようとしている志田一派の立場とすこしもかわらないものです。これらの反党・売党分子が、右と「左」のちがいはあれ、ともに自主独立の立場を放棄した「あわれむべき事大主義者であり、外国の一部の党に盲従し、日本革命を日本人民と党の力によって達成することを信ずることができない日和見主義者」(「第十回党大会にたいする中央委員会の報告案」)であることは明白です。



 全党は、日本革命の正しい前進とアメリカ帝国主義に反対する国際統一行動、統一戦線の発展を妨害する福田一派のこうした破壊活動にたいし、徹底的にたたかわなくてはなりません。「第十回党大会にたいする中央委員会の報告案」は、志賀・神山一派、志国一派らをはじめとするいっさいの党破壊活動との闘争の重要性を、つぎのように強調しています。

 「これらいっさいの売党・反党分子の党破壊活動を徹底的に粉砕することは、革命党としてのわが党の重要な任務であり、国際共産主義運動の真の団結に積極的に貢献するためにも不可欠な課題である。この闘争は、これまでのすべての反党活動との闘争と同じじように、わが党の思想、理論水準をさらに高め、マルクス・レーニン主義と綱領にもとづく戦闘的団結をさらに強化するであろう」

 全党は、第十固党大会の成功をめざして、総合二ヵ年計面の達成のために奪闘するとともに、マルクス・レーニン主義とプロレタリア国際主義にもとづくわが党の路線を一貫して堅持し、いっさいの売党・反党分子の党破壊活動に機を失せず断固とした反撃をくわえ、これを徹底的に粉砕しましょう。


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