中華人民共和国国務員命令


 チベット地方政府の多数のガロンと上層の反動一味は、帝国主義と結託し、叛逆匪賊をかきあつめて、叛乱をおこし、人民に危害を加え、ダライ・ラマを拉致し、チベットの平和解放の方法についての17ヵ条の協定をふみにじったばかりでなく、3月19日夜には、チベット地方軍と叛乱者を指揮してラサにいる人民解放軍にたいし全面的な攻撃をくわえた。祖国にそむき、統一を破壊するこうした行為は、断じて国法のゆるさぬところである。国家の統一と民族の団結をまもるため、中国人民解放軍チベット軍区に叛乱を徹底的に平定するように指示したほか、とくに、即日チベット地方政府を解散し、チベット自治区準備委員会にチベット地方政府の職権を行使させることを決定した。自治区準備委員会主任委員ダライ・ラマ=タアンヅエンジヤツオが拉致されているあいだ、パンチェン・ゴルトニ=チエチヂンツエン副主任委員が主任委員の職務を代行する。自治区準備委員会常務委員パパラ・ツオレナンヂエを副主任委員に、常務委員兼秘書長アペイ・グアワンヂメを副主任委員兼秘書長に任命する。叛逆者ソルウカン・ワンチェンゲレエ、ニユウシヤ・トテンタバ、シエンカ・ヂメドオジエ(シヤソル ウ)、ユト・ザアシトンヅウ、ツエヂヤン・ロサンイーシエ、ガチャン・ロサンリエンヅェン、ダラア・ロサンサンチェン、ケメエ・ソナンワントエ、ロンナンセエ・トテンノウサン、パーラ・トテンオエテン、オウシエ・トテンサンチヨ、ナンセエリン・パンヂョジメエ、ミンヂリン・ヂャヤンヂンツエン、ガルウペン・ツエワントウヂエ、パアチヨ、ウエセヂンツェン(クンデリンザアサ)、コンガァ・ラマ、ツウポオガマバ、リエンベトウヂエの18名については自治区準備委員会委員およびいっさいの職務を罷免し、国家の法律にもとづきそれぞれ処罰する。また、ケ少東、・化雨、恵毅然、梁選賢、ツオコ・トンヅウツェリェン、ヂャントン・ロサンナンヂェ、ガデンツェバ・トテンクンガア、ヂャンベエツェリイ、アペイ・ツェテンツオガル、トウヂエツエテン、シェロトンズウ、ヂンツェンピンツオ、ロサンツチェン、チェンヂエ、ピンツォワンチュ、王沛生の16名を自治区準備委員会委員に任命する。チベット自治区準備委員会が、全チベットの僧俗人民を指導し、一致団結し、ともに努力をはらい、人民解放軍に協力して早急に叛乱を平定し、国防をかため、各民族人民の利益を守り、社会の秩序 を安定させ、民主的、社会主義的なチベットの建設のために奮闘することをのぞむ。

 以上命令する。

1959年3月28日
総理 周恩来

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