6.党の整頓と建設について

 プロレタリア文化大革命の勝利は、プロレタリア階級独裁の条件のもとで、いかに党の建設をすすめるかについて、われれれに貴重な経験をあたえてくれた。毛主席が全党にたいして指摘しているように、「党組織はプロレタリア階級の先進分子によって構成されなければならず、プロレタリア階級と革命的大衆を指導して階級敵と戦うことのできる、生気はつらつどした前衛組織でなければならない。」毛主席の指示は、われわれの党の整頓、党の建設の政冶方向を確定している。

 中国共産党は、われわれの偉大な指導者毛主席につちかわれて建設された党である。一九二一年に創立されていらい、われわれの党は、武力で国家権力を奪取しプロレタリア階級独裁をうちかためる長期の闘争をへてきた。毛主席の指導のもとに、わが党は終始、革命戦争と革命闘争の最前線にたってきた。まさに毛主席の正しい路線にみちびかれて、わが党は、国内外の敵がきわめて強大で状況がひじょうに複雑であるという環境のなかで、中国のプロレタリア階級と広範な人民大衆を指導して、独立自主、自力更生の方針を堅持し、プロレタリア国際主義を堅持し、先人烈士のしかばねをのりこえ、英雄的に奮闘してきたからこそ、最初数十人のメンバーしかいなかった共産主義グループから、こんにちのように、強大な中華人民共和国を指導する、偉大な、光栄ある、正しい党になるまでに発展してきたのである。人民の武装闘争からはなれては、こんにちの中国共産党はありえず、こんにちの中華人民共和国はありえないということを、われわれはふかく理解している。「血をもってあがなわれたこの経険を全党の同志はわすれてはならない」という毛主席の教えを、われわれは永遠に 銘記しておかなければならない。

 中国共産党のすべての成果はみな、毛主席の英明な指導のたまものであり、毛沢東思想の勝利である。半世紀このかた、毛主席は、中国各民族人民の新民主主義革命達成の偉大な間争を指導するなかで、わが国の社会主義革命と社会主義建設の偉太な問争を指導するなかで、また現代の国際共産主義運動の、帝国主義に反対し、現代修正主義に反対し、各国反動派に反対する偉大な闘争のなかで、マルクス・レーニン主義の普遍的真理を革命の具体的実践と結びつけ、政治、軍事、経済、文化、哲学などの各分野で、マルクス・レーニン主義をうけつぎ、守り、発展させて、マルクス・レーニン主義をまったく新しい段階に高めた。毛沢東思想は、帝国主義が全面的崩壊にむかい、社会主義が全世界的勝利にむかう時代のマルクス・レーニン主義である。わが党の全歴史は、つぎの真理を立証している。毛主席の指導からはなれ、毛沢東思想からはなれたなら、われわれの党は挫折し、失敗する。毛主席にしっかりとしたがい、毛沢東思想にもとづいて事をはこぶなら、われわれの党は前進し、勝利する。われわれは、この経験を永遠に銘記しておかなけれぱならない。いかなるとき、いかなるぱあいでも、毛 主席に反対し、毛沢東思想に反対するものがいれば、それが誰であろうと、全党がこぞってこれを糾弾し、全国をあげてこれを討伐するのである。

 毛主席は、党の整頓、党の建設について言及したさい、「人間は動脈、静脈があって、心臓をつうじて血液循環をおこない、さらに肺をつうじて呼吸をし、炭酸ガスを吐きだし、新群な酸素を吸いこむ、これがつまり、ふるいものを吐きだし、新しいものをとり入れることである。プロレタリア階級の党もふるいものを吐きだし、新しいものをとり入れてはじめて、生気はつつらつとしたものになる。廃物をとりのぞかす、新群な血液を吸収しなければ、党は生気を失ってしまう」とのべた。毛主席はこの生きいきとした比喩を用いて、党内矛盾の弁証法をいいあらわしたのである。「事物の矛盾の法則、すなわち対立面の統一の法則は、唯物弁証法のもっとも根本的な法則である」。党内の二つの路線の対立と闘争は、社会の階級矛盾および新しい事物とふるい事物との矛盾が、党内に反映したものである。もじ、党内に矛盾と、矛盾を解決するための闘争がなければ、また、ふるいものを吐きだし、新しいものをとり入れなけれぱ、党の生命もとまってしまう。毛主席の党内矛盾についての理論は、こんご党を整頓し、党を建設していくうえでの根本的な指導思想である。

 中国共産党の歴史は、ほかでもなく、毛主席のマルクス・レー二ン主義路線と、党内の右翼と「左」翼の日和見主義路線との闘争の歴史である。毛主席の指導のもとに、わが党は、陳独秀の右翼日和見主義路線にうちかち、瞿秋白、李立三の「左」翼日和見主義路線にうちかち、王明の、始めは「左」翼、後は右翼の日和見主義路線にうちかち、張国Zの、赤軍を分裂させる路線にうちかち、彭徳懐、高崗、饒漱石らの右翼日和見主義の反党連盟にうちかち、さらに、長期にわたる闘争をへて、劉少奇の反革命修正主義路線を粉砕した。わが党は、まさに二つの路線の闘争のなかで、わけても、党にもっとも大きな危害をあたえた陳独秀、王明、劉少奇ら三つの裏切り者集団にうちかつ闘争のなかで、強固になり、発展し、強大になってきたのである。

 プロレタリア階級独裁の新しい歴史的時期において、プロレタリア階級のおこなう独裁と、そのすべての活動にたいする指導は、プロレタリア階級の前衛部隊である共産党をつうじて実現されるのである。ブロレタリア階級独裁からはなれ、プロレタリア階級独裁のもとでひきつづき革命をおこなうことからはなれては、党建設の問題、つまりどのような党を建設し、どのように党を建設するかという問題を、正しく解決することはできない。

 劉少奇の修正主義の党建設路線は、ほかでもなく、マルクス・レーニン主義のプロレタリア階級独裁の学説と党建設の理論に根本からそむくものである。中国の社会主義革命がふかまり発展し、階級闘争が激烈をきわめているその重要なときに、劉少奇はまたもかれの黒い『修養』をあらためて出版した。その目的は、わが国のプロレタリア階級独裁をくつがえし、ブルジョア階級独裁を復活させることにあった。劉少奇は、われわれがさきに引証した、プロレタリア階級独裁の必要性にかんするレーニンのあの一節のことばをかきぬいたさい、「プロレタリア階級数裁は必要である」というこのもっとも重要な結論をふたたび故意に削除し、これによって、プロレタリア階級独裁を裏切ったかれ自身の反革命の正体をはっきりとさらけ出したのである。また、劉少奇が「階級闘争消失論」、「従順な道具論」、「大衆落後論」、「入党出世論」、「党内平和論」、「公私融合論」(つまり「少し損をしてうんと得をする」)などといった反動的な、でたらめな論調をひきつづきまきちらしたのは、ほかでもなく、われわれの党を腐蝕、瓦解させて、党員が「修養」すればするほど修正主義に走るよう にし、マルクス・レーニン主義の党を修正主義の党に「平和的に転化」させ、プロレタリア階級独裁をブルジョア階級独裁に「平和的に転化」させようともくろんでいたためである。われわれは、ひきつづき革命的大批判をくりひろげて、その悪影響を徹底的に一掃しなければならない。

 こんどのプロレタリア文化大革命は、わが党の歴史上、もっとも広範で、もっともふかく掘りさげた整党運動である。各級の党組織、広範な共産党員は、二つの路線のはげしい闘争にたえ、大規模な階級闘争の試練にたえ、党内外の革命的大衆の審査にたえた。これによって党員と幹部は風雨にさらされ、世間を知り、階級的自覚と二つの路線の闘争についての自覚を高めた。この大革命は、われわれにつぎのことを教えている。プロレタリア階級独裁のもとで、われわれはかならず広範な党員にたいし、階級、階級闘争、二つの路線の闘争と、ひきつづき革命をおこなうことについての教育をほどこざなけれぱならない。党内外において、修正主義に反対する闘争をすすめ、裏切り者、特務および搾取階級の利益を代表するものを党から一掃し、はげしい風波のなかで試練をうけた真のプロレタリア階級の先進分子を党に吸収しなければならない。各級の党組織の指導権を真にマルクス主義者の手ににぎらせるよう努めなければならない。われわれは、党員が真に理論と実践とをむすぴつけ、大衆と密接にむすぴつき、批判と自己批判を勇敢におこなうようにさせなけれぱならない。われわれは、党員が永遠 に謙虚で、つつしみぶかく、おごらず、あせらない作風と、刻苦奮闘の作風を保つようにさせなければならない。こうしてこそ、党はプロレタリア階級と革命的大衆を指導して、社会主義革命を最後までやりぬくことができるのである。

 毛主席はわれわれに、「歴史の経験には注意をはらう必要がある。ひとつの路線、ひとつの観点については、つねに語り、くりかえし轄らなければならない。少数の人に語るだけではだめで、広範な革命的大衆がみな知るようにしなければならない」と教えている。こんどのプロレタリア文化大革命の基本的経験の学習と宣伝、二つの路線の間色史の学習と宣伝、プロレタリア階級独裁のもとでひきつづき革命をおこなうことについての毛主席の学説の学習と宣伝は、いずれも一回おこなうだけではだめで、くりかえし語り、毎年語り、毎月語り、毎日語らなければならない。こうしてこそ、あやまった路線とあやまった傾向がめばえたとき、広範な党員と人民大衆がただちにこれを批判し、排斥するようになり、これによってわが党が終始毛主席のさし示した正しい航路にそって勝利のうちに前進するのを保証することができるのである。

 党の第九回全国代表大会の重要な議事日程のひとつに、党規約の改正がある。中央はすでに党規約草案を大会の討議にかけた。この草案は、全党と全国の革命的大衆がともに参加して起草したものである。一九六七年十一月、毛主席が党の基層組織の党規約改正への参加を提起していらい、中央は数千にのぼる草案をうけとった。党の第八期中央委員会第十二回拡大総会はこれを基礎に党規約草案を作成したのち、全党、全軍、全国の広範な革命的大衆は、いま一度、熱烈で真剣な討論をおこなった。新しい党規約草案は、偉大な指導者毛主席の英明な指導と広範な大衆との結合によってうみだされたものであって、全党、全軍、全国の広範な革命的大衆の意志を反映しており、党が一貫して堅持している民主集中制と大衆路線の生きいきとしたあらわれであるといえる。とりわけ重要なことは、党規約草案が、党の思想をみちびく理論的基礎はマルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想であるとあらためて明確に規定したことである。これは、プロレタリア文化大革命が劉少奇の修正主義の党建設路線を粉砕しておさめた偉大な勝利であり、マルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想の偉大な勝利である。中 央は、われわれの党がかならず代表大会の討議をへて採択された新しい党規約の規定にもとづいて、さらに偉大な、さらに光栄ある、さらに正しい党に建設されるにちがいないと信じている。


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