3.闘争・批判・改革を真剣にりっばにやりとげることについて


 こんどの上部構造の領域における大革命では、すべての革命と同様に、根本問題は国家権力の問題であり、指導権がどの階級の手ににぎられるかの間題である。全国の省、市、自治区(台湾省以外)のすべてに革命委員会が成立したことは、この革命が偉大な、決定的な勝利をおさめたことを示している。しかし、革命は終わってはいない。プロレタリア階級は、ひきつづき前進し、「闘争・批判・改革を責剣にりっぱにやりとげ」、上部構造の領域における社会主義革命を最後までやりぬく必要がある。

 毛主席は、「三結合の革命委責会の樹立、大批判、階級隊列の純潔化、党の整頓、機構の簡素化・不合理な規則と制度の改革・課室要員の生産現場への下放――工場の聞争・批判・改革は大体このようないくつかの段磨を経る」と指摘している。われわれは、毛主席の指示にしたがって、一つひとつの工場、一つひとつの学校、一つひとつの人民公社、一つひとつの単位で、深くほりさげて、きめこまかく、着実に、合理的にこれらの任務を達成しなければならない。

 革命委員会の活動はいりくんではいるが、ぜひとも根本をつかまなけれぱならず、毛沢東思想を活学活用することを諸活動の首位におき、毛沢東思想ですぺてを統帥しなけれぱならない。数十年このかた、毛主席の思想はずっと全党と全国人民の革命の方向をさし示してきた。しかし、劉少奇ら反革命修正主義分子一味が毛主席の指示を封鎖したため、広範な革命的大衆は毛主席の声を直接耳にすることが困難であった。こんどの大革命のあらしによって例の大小さまざまの伏魔殿がたたきつぶされ、毛主席の思想が直接広範な革命的大衆に伝えられるようになった。これは偉大な勝利である。毛沢東思想が七億の人国を擁する大国でこれほど広く普及するようになったことは、こんどのプロレタリア文化大革命のもっとも大きな収穫である。プロレタリア文化大革命のなかで、幾億もの人民は『毛主席語録』を肌身はなさずもち、これを真剣に学習し、真剣に運用しており、最新指示が発表されると、だだちに宣伝し、だだちに行動をおこしている。このようなもっとも貴い作風をしっかりしたものにし、堅持していかなけれぱならない。われわれは毛沢東思想を活学活用する大衆違動を深くくりひろげ、さ まざまの型の毛沢東思想学習班をひきつづきりっぱに運営し、毛主席の一九六六年の『五・七指示』にもとづいて、われわれの全国を真に毛沢東思想の大きな学校にきずきあげなければならない。

 すべての革命的同志は、思想・政冶の領域における階級間争はけっして停止することはない、ということを冷静に見てとらなければならない。われわれが権力を奪取したからといって、プロレタリア階級とブルジョア階級との闘争が消失するというものではけっしてない。われわれはひきつづき革命的大批判の旗を高くかかげ、毛沢東思想をもってブルジョア階級を批判し、修正主義を批判し、毛主席のプロレタリア革命路線にそむく右の、もしくは極「左」のさまざまなあやまった思想を批判し、プルジョア個人主義を批判し、「多中心論つまり無中心論」を批判しなければならない。われわれはひきづづき裏切り者、敵のまわし者、労働者階級の奸賊劉少奇の実行した一連の買弁・洋奴哲学、牛歩主義を批判してこれをうち倒し、鼻もちならないものにし、毛主席の「独立自主、自力更生」の思想を広範な幹部と大衆のなかにしっかりと確立し、われわれの事業がひきつづき毛主席のさし示した方向にそって前進するよう保証しなければならない。

 毛主席は「革命委貫会は一元化した指導を実行し、重複する行政機構をうち砕き、人員の精鋭化と行政の簡素化をおこない、革命化され、大衆と絡びついた指導グループを組織しなければならない」と指摘している。これは、上部構造が社会主義の経済的土台によりよく奉仕するよううながす一つの根本原則である。大衆から浮きあがった重複する行政機構、大衆の革命的積極性を抑圧し束縛する煩瑣哲学、見えっ張りや形式主義を追求する地主・ブルジョア階級の作風は、いずれも社会主義の経済的土台を破壊するものであり、資本主義にとっては有利で、社会主義にとっては不利なものである。各級の国家権力機関とその他の組織は、いずれも毛主席の指示にもとづいて、大衆と密接に結びつかなければならず、なによりもまず、労働者階級と貧農・下層中農などの基本的大衆と密接に結びつかなけれぱならない。新旧の幹部はみな、つねに官僚主義のほこりをはらいおとさなけれぱならず、「役人風やだんな風を吹かす」悪習に染まってはならない。節約して革命をおこない、勤倹をむねとしてすべての社会主義事業を運営することを堅持し、派手ごのみや浪費に反対し、ブルジョア階級の糖衣 弾による襲撃を警戒しなければならない。幹部の集団的生産労働への参加の制度を堅持しなければならない。人民大衆の生活に関心をよせなけれぱならない。毛主席の教えにもとづいて、みずから調査研究の活動をおこない、雀を一羽ないし数羽解剖して、たえず経験を総括しなければならない。つねに批判と自己批判をくりひろげ、毛主席の、革命の継承者についての五つの条件にもとづいて、「私心とたたかい、修正主義を批判し」、自己の世界観を真剣に改造しなければならない。

 人民解放軍はプロレタリア階級独裁の強固な支柱である。毛主席は、マルクス主義の観点からみれば、国家の主要な構成部分は軍隊である、とくりかえし指摘している。毛主席がみずからつくりあげ、指導している中国人民解放軍は、労働者・農民の子弟兵であり、プロレタリア階級の軍隊であって、帝国主義、封建主義、官僚資本主義というご三つの大きな山をくつがえす闘争のなかで、また祖国防衛、抗米援朝および帝国主義、修正主義、各国反動派の侵略粉砕の闘争のなかで、偉大な歴史的功績をたてた。プロレタリア文化大革命のなかで、大勢の指揮員・戦闘員は三支両軍(すなわち工業支援、農業支援、左派の広範な大衆への支持、軍事管制、軍事・政治訓練)にたずさわり、軍隊の代表は三結合に参加して、いずれも階級闘争の鍛練をうけ、大衆と密接に結びつき、軍隊の思想の革命化をうながし、人民のために新しい功績をたてた。これはまだ、戦争への最上の備えでもある。われわれは「擁政愛民」、「擁軍愛民」のはえある伝統を発揚し、軍民の団結をつよめ、民兵の建設をつよめ、国防の建設をつよめ、諸活動をいっそうりっぱにおこなわなければならない。ここ三年らい 、裏切り者、特務、あくまでも悔い改めない資本主義の道をあゆむ実権派、反革命分子は、われわれのこの偉大な人民の軍隊を破壊しようとたくらんできたが、そのたくらみをとげることはできなかった。これはほかでもなく、人民が軍隊を擁護し、軍隊が人民を保護したからである。

 上部構造の領域において、文化、芸術、教育、報道、医療衛生などの部門はきわめて重要な地位をしめている。第七期中央委員会第二回総会では、「誠心誠意労動者階級に依拠しなければならない」という路線が決定された。こんどは、毛主席の「労働者階級がすべてを指導しなければならない」という号令のもとに、プロレタリア革命の主力軍である労働者階級とその強固な同盟軍である貧農・下層中農が、上部構造の闘争・批判・改革の政治舞台にのぼった。一九六八年七月二十七日から、労働者階級は意気さかんに堂々と、例の資本主義の道をあゆむ実権派が長期にわたって支配していたところにはいっていき、知識分子がかたまっているすべてのところにはいっていった。これは偉大な革命的行動である。プロレタリア階級が文化・教育の陣地をしっかりと占領し、毛沢東思想でそれらを改造することができるかどうかは、プロレタリア文化大革命を最後までやりぬくことができるかどうかの鍵となる問題でである。毛主席はこの面の活動をひじょうに重視し、みずから典型をつかんで、われわれに輝かしい手本をしめした。われわれは思想・文化・教育戦線を軽視する一部の同志のあ やまった傾向をかならず克服しなければならず、毛主席にしっかりとしたがって、持続的な、骨のおれる、きめのこまかい活動をおこなわなけれぱならない。「労働者階級も闘争のなかで自己の政治的自覚をたえず高めていくべきであり」、上部構造における闘争・批判・改革を指導する経験を総括し、この戦線でのたたかいをりっぱにすすめていかなけれぱならない。


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