新たな局面にはいった日本人民の反米愛国正義の闘争

1969・5・10人民日報新華社記者報道


 日本の革命的人民は、マルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想を武器にして、米日反動派に激しい持久的な攻撃をかけ、日本人民の反米愛国正義の闘争の新たな局面を切り開いている。

 怒涛のような勢いの日本人民の反米闘争は、一九六七年秋以来、新たな水準に達した。労衝者農民、学生は緊密に呼応し、その他の各階層の人民大衆とともに、力を集中して、日本民族のもっとも凶悪な敵――米帝国主義に打撃をあたえており、反米運動の規模を急連に拡大している。日本人民は、米軍の基地と軍事施設が設けられているところを反米闘争の戦場にしている。日米「安保条約」粉砕、米軍基地反対、沖縄返還要求の闘争で、日本人民は宮本裏切り者集団の束縛から脱し、米日反動派と勇敢にたたかっている。生活条件の改善を要求し、土地を守る労働者、農民の経済闘争は、民主的権利をかちとり、米日反動派の支配に反対する政治闘争にしだいに発展しており、素手の「請願」、「坐り込み」の闘争形態から石つぶてを持っての自衛に発展し、さらに角材、火炎びん、大鎌を持っての闘争にまで発展している。日本を席巻した学生運動は、大学から高校へと発展し、校内でのスト、学校封鎖、学園占拠、腐敗した資本主義教育制度への反対から、社会制度全体の改革をめざし、米日反動派に反対する偉大な闘争にまで発展するとともに、労働者、農民と結びつく道を一歩一歩あゆんでいる。日本人民の反米闘争の情勢は、暴力革命の思想が日ましに多くの日本人民に把握されていることを示している。

 意気盛んな、たえまのない反米闘争の中で、日本の革命的人民は、マルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想を日本の具体的な革命の実践と結びつけるため努力しており、敢然とたたかい、敢然と勝利する革命的造反精神を発揮している。かれらは勇敢に米軍基地に実入し、米国の兵器輸送列車をとめ、米軍の射爆演習を阻止した。かれらは米大使館に突入し、屋上に赤旗をなびかせ、抗議のビラをはった。反米闘争の中で、進歩的な学生と青年は、意気込みにあふれた新鋭軍になっている。東京大学、日本大学など百余の大学の進歩的学生運動は、日本人民の反米闘争全体の新たな高揚を促した。闘争の中で、青年・学生たちは、「毛沢東思想万歳」とかかれた大きな赤旗を高くかかげて、先頭に立ってたたかっている。かれらは、「決意をかため、犠牲を恐れず、万難を排して、勝利をたたかいとろう」という戦闘的スローガンで互いに励ましあい、凶悪な米日反動派をべっ視し、なにものをも恐れぬ気概で勇敢にたたかっている。かれらはバリケードを築き、石や火炎びんを投げ、催涙ガスをものともせず、ファッショ軍隊・警官とたたかった。かれらは交番を奇襲して破壊し、「防衛庁」に突入し、各戦線から米日反動派に猛攻をかけ米日反動派に手痛い打撃をあたえた。これらすぺては、日本のプロレタリア階級、勤労人民および革命的知識人が新たに目覚めつつあることを示している。偉大な指導者毛主席が指摘しているように、「日本民族は偉大な民族である。米帝国主義が長期にわたって頭上に君臨するのを日本民族は絶対に許すはずがない」。

 日本人民の反米愛国正義の闘争の新たな高揚は、日本の革命的人民がマルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想の偉大な赤旗を高くかかげ、宮本修正主義集団と真向うからの闘争を進めていく中で発展したものである。

 宮本集団は、とっくに米日反動派の忠実な手先になり下っている。日本の革命的人民がマルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想を一段と把握し、運用し、激しい行動をとって米日反動派の弾圧に抵抗しているとき、宮本裏切り者集団はこれに恐れをなし、これを憎んでいる。その頭目宮本顕治は、こともあろうにその主人米日反動派に、「政府の性格を暴力的手段によって変える」ことは「考えていない」などと恥知らずにも表明した。近ごろ、宮本集団は、毛沢東思想の偉大な赤旗を高くかかげ、激しい行動によって米日反動派の野蛮な弾圧に抵抗する進歩的学生と青年を「トロッキスト」、「挑発分子」などと口汚くののしり、進歩的学生の革命的行動を「挑発行為」などと中傷するとともに、学生を弾圧する警官の犯罪行為を「理にかなったものだ」などと恥知らずにも持ちあげた。そればかりでなく、宮本顕治はみずから乗り出し、日本の首相佐藤栄作に学生運動弾圧を強化するよう、何度も公然と米日反動派に献策した。そればかりでなく、宮本集団はつねに要員をそろえ、進歩的学生を鉄棒や角材で殴打し、直接暴力を使って学生運動を破壊しており、日本反動派とぐるになり、日本人民の革命運動を弾圧するその凶悪な姿をあからさまにさらけだしている。日本の革命的人民は反米闘争の中で、宮本修正主義集団の反革命、反人民の真の姿を見ぬき、つぎつぎと立ちあがて宮本裏切り者集団の裏切りの犯罪行為を怒りをこめて糾弾し、かれらが鼓吹している「合法主義」、「議会の道」の反動的本質と米帝国主義、ソ連修正主義、日本反動派に思実に奉仕するその陰険な下心を摘発している。日本人民は、帝国主義に反対するには、かならず修正主義に反対しなければならない、という偉大な真理をますますはっきりと認識している。

 現在、宮本裏切り者集団の頭目が日本人民の反米愛国闘争に対して陰謀、破壊活動を進めるたびに、かれらはつねにその場で大衆によって暴露されたり、あるいは革命的人民によって戦闘の隊列の中から追いだされたりしている。宮本修正主義集団は日本人民の中ですでに「街をよこぎるネズミ、袋だたきにされる」境遇におちいっている。

 米日反動派が一九七○年に日米「安保条約」を延長しようとたくらんでいる矢先に、日本人民はいっそう大規模な日米軍事同盟反対の偉大な闘争を準備している。日本の労働者、農民、学生は、ここ数年来の実際闘争の中でしだいに連合し、その土台のうえに、米日反動派に反対する意気さかんな全人民的運動を起こしている。いっそう強大な革命の嵐が用意されている。こうした情勢のもとで、米日反動派とその忠実な手先宮本修正主義集団は、いっそう緊密に結託し、ぐるになって悪事を働き、革命的人民の前でいっそう気ちがいじみたひん死のあがきをしている。かれらは人民をさらに凶暴に弾圧する一方、種々の陰謀、術策をもてあそび、中傷、誹謗し、挑発離間を策し、革命的人民の間の戦闘的団結を分裂させ、日本人民の革命隊列をみだし、日本人民の闘争の大方向をそらそうとたくらんでいる。かれらがこのようにするのは、内外の苦境から脱し、米帝国主義、ソ連修正主義の世界再分割の陰謀計画にいっそう奉仕するためである。しかし闘争によって鍛えあげられた日本の革命的人民は、敵が公然とあるいは陰然と進めている種々の悪らつな陰謀をたえず見やぶり、団結できるすべての人をかちとり、かれらと団結し、ともに日本人民のもっとも凶悪な民族の敵米帝国主義とその共犯者に激しい砲火をあびせている。日本の真のマルクス、レーニン主義の兄弟組織はいま、マルクス・レーニン主義を日本の具体的な革命の実践と結びつける過程の中で、一歩一歩発展している。マルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想の革命理論によってうち立てられた革命政党がかならず、この資本主義の「心臓」部の反米の嵐の中で誕生するであろう。それはかならず、日本の各階層人民といっそう緊密に団結し、多くの障害を実破し、数々の困難をのりこえて、勝利から勝利へと進むであろう。


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