労農運動と結びつく道を歩みはじめる日本の青年・学生運動

1969・5・5人民日報新華社記者報道


 日本の革命的青年・学生運動はかつてなく盛んな勢いで発展するとともに、労働者、農民運動と結びつく道を歩みはじめている。

 最近、日本の青年・学生運動には生気はつらつとした局面があらわれている。百近くの大学高校の進歩的な学生は、宮本裏切り者集団の「合法主義」のワクをうち破り、闘争のほこ先を米日反動派の罪悪的な支配に直接向け、米日反動派に対し激烈な攻撃を展開し、かれらに痛烈な打撃をあたえた。日本全国を席巻した学生運動の中で、東大と日大の進歩的な学生の闘争はとりわけ勇敢であった。かれらは全国の学生と労働者農民大衆および広範な市民の支持のもとに、闘争を一年以上もねばり強く堅持している。かれらは反動政府の野蛮な弾圧につぎつぎと反撃し、宮本裏切り者集団の分裂の陰謀をたえず粉砕し、日本の青年運動の意気盛んな発展を力強く促した。かれらは闘争の中でつねに先頭に立って実撃し、敵陣をおとしいれている。目覚めた日本の学生は、日米「安保条約」反対、米軍事基地反対の間争に積極的に参加している。沖縄では、労働者とともに、嘉手納米軍基地を襲撃し、北九州では、労働者と肩を並べてたたかって米軍の山田弾薬庫に向かう武器輸送列車をとめ、東京では、労働者とともに、米軍ジェット機燃料輸送の拠点新宿駅を制圧した。日本の青年・学生はまた米大使館に突入して、大使館の屋上に赤旗をなびかせ、「米帝国主義打倒」と高らかに叫んだ。また、ソ連大使館に突入し、ソ連修正主義・社会帝国主義の中国に対する武力挑発を厳しく非難し、「防衛庁」に突入して、軍事基地と連絡をとる電話室を破壊した。これらすべての革命的行動は、日本入民の士気を大いに高め、帝国主義、修正主義、反動派の威風を地にたたきおとした。今日、日本では、青年・学生が、労働者、農民を主体とする日本人民の愛国正義の闘争の中で、すでに重要な一部隊となっている。

 多くの日本の青年は、中国人民の偉大な措導者毛主席の輝かしい著作「青年運動の方向」を学習してから、いっそう自覚的に深く労働者、農民大衆の中に入り、闘争の中で労働者、農民大衆と結びつくことにつとめている。米日反動派がアジア侵略のため、いわゆる「新国際空港」を建設しようとするのに反対して、千葉県三里塚の農民が偉大な闘争をまき起こしてから、青年たちはぞくぞくと三里塚におもむいている。かれらは「毛主席語録」と毛主席のバッジを農民におくりとどけ、マルクス主義・レーニン主義・毛沢東思想を農民に宣伝し、農民とともに住み、ともに労働し、ともにたたかい、現地の農民の反米闘争を力強く支援している。労働者、農民とよりよく結びつくために、かれらは、「知識人が革命的か、非革命的か、反革命的かの最後のわかれ目は、かれらが労農大衆と結びつくことを望み、しかもそれを実行するかどうかにある」という毛主席の教えを座右銘とし、たえず学習し運用するとともに、この精神に基づいて農民闘争支援の三大規律、八項注意を定めて、みずからの政治的自覚を闘争の中で急速に高めている。かれらの革命的行動は、日本の進歩的青年に手本をうち立てている。

 「学生通動は人民通動全体の一部である。学生運動の高まりは、不可避的に、人民運動全体の高まりを促さすにはおかない」。日本の青年・学生運動のすさまじい発展ぶりは、日本人民の反米運動の発展に直接影響をあたえている。四月二十八日、日本全国で、ここ数年来で規模のもっとも大きい反米愛国闘争がまき起こった。この日、東京の数万の労働者、学生、市民は意気盛んな闘争を繰りひろげ、米日反動派の侵略・戦争政策およびかれらの残虐な支配に反対した。労働者と学生および市民は弾圧にきた武装警官を道に包囲し、警官に石や火炎びんを激しく投げつけ、警官を撃退し、また、米大使館や首相官邸に向かい、いくつかの派出所を占拠、焼き払った。こうした勇敢な行動は、米日反動派に痛烈な打撃をあたえた。

 米日反動派は、反米運動における青年・学生の先導的な役割り、学生運動と労働者、農民大衆との結びつきを死ぬほど恐れ、憎んでいる。学生の闘争の烈火をもみ消すために、佐藤反動政府は多数の進歩的学生を不当に逮捕し、進歩的な学生運動に対し血なまぐさい弾圧を加え、また同時に様々な陰謀、ペテンを使って青年・学生と労働者、農民との間を挑発し、日本人民の反米愛国闘争を分裂・瓦解させようとたくらんでいる。宮本裏切り者集団も米日反動派と呼応して、進歩的な学生運動を大いに攻撃、破壊している。しかし、これらすべては、青年が労働者、農民大衆と結びつく革命の広びろとした道を勇躍前進するのをおしとどめることはできない。

 われわれの偉大な指導者毛主席は、「全国の知識青年や学生が強力な部隊を形成するには、どうしても広範な労農大衆と結びつき、かれらと一体にならなくてはならない」、「この大部隊があってはじめて、敵の堅固な陣地を撃破できるし、敵の最後の砦を撃破できるのである」と指摘している。日本の青年・学生は実際の闘争の中で、かならずいっそう労働者、農民大衆と結びつき、勢い盛んな反米の大軍を組織し、いっそう偉大な闘争を展開して、日本の民族民主革命の輝かしい勝利をかちとるであろう。


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