まき起こる日本人民の闘争の新たな嵐

1969・1・27人民日報評論員論文


 革命的大衆運動の春雷が日本列島を揺り動かしている。年が明けてから、神奈川県で米原子力潜水艦に反対する大衆闘争が起こったのにつづいて、進歩的学生は腐れはてた教育制度に反対し、佐藤反動政府の迫害と弾圧に反対して、新たに闘争を盛り上げた。これは一九六九年における日本の学生運動の幕あけであり、日本人民の反米愛国闘争全体を力強く励まし、推進している。

 日本の学生大衆は闘争の中で強固な革命精神と英雄的な気概を示した。米日反動派は東京大学の学生の闘争に対処するため、一万余の武装警官、数十台の装甲車、へリコプターをくりだし、空前の野蛮きわまりない弾圧を加えた。しかしながら、東京大学の学生は暴圧にひるまず、犠牲を恐れることなく、勇散不屈に後から後へと身を挺して進み、反動警官と激しい肉簿戦をくりかえし、米日反動派に手痛い打撃をあたえた。

 日本の学生大衆は闘争の中で互いに支援しあい、団結してたたかう偉大な力をはっきりと示した。東京大学の学生が反動警官に対して進めた激しい闘争は、東京の他の大学の学生から支援をうけ、東京の学生の闘争はさらに全国各地の学生の支持をえた。同時に、進歩的学生運動はいま、しだいに労働者の闘争、農民の闘争と合流しつつある。日本の労働者、農民、学生が一つに結びつき、一歩一歩強力な革命の大軍を形づくっていくならば、革命闘争を長期に堅持していくことができ、最後に革命の勝利をかちとることができるのである。

 猛烈な勢いでまき起こる日本の進歩的な学生運動は、宮本修正主義集団の裏切り者としての正体をよりいっそうあばきだした。革命の隊列内にまぎれこんだこのウジ虫どもは、闘争中の学生大衆を「暴力分子」とののしる一方、「大学紛争の根本的な原因」は、「大学管理の非民主性」にあるだけなのだから、「全学協議会」を設けて「話し合い」を行なうようにしさえすれば、「紛争」は解決できる、などとさかんにいいふらしている。かれらは、あれこれの欺瞞的なつぎはぎをして旧秩序を維持するよう佐藤反動政府に献策するとともに、日本の進歩的な学生運動を改良主義のわき道に引き込んで、大衆の革命闘争を破壊しようとたくらんでいる。だが、宮本修正主義集団のこうした恥知らずな売り渡し行為は、広範な学生大衆に見破られてしまった。学生大衆は、現在の日本の腐れはてた教育制度は米日反動派の反動支配の産物であって、古い教育制度を根本的に変えるには、米日反動派の支配をくつがえさなければならないということを知っているのである。

 日本の学生運動は、日本人民の革命運動の一部分である。日本の学生運動のほうはいとした高まりは、日本人民と米日反動派の間の矛盾がかつてなかったほど先鋭化していることを反映したものであり、米帝国主義とその手先に反対する日本人民の闘争の嵐が今後いっそう大きな盛り上がりを見せるであろうことを示している。

 われわれの偉大な指導者毛主席は、五年前に発表した「日本人民の反米愛国正義の闘争を支持する談話」の中で次のように指摘している。「米帝国主義の侵略と抑圧、支配に反対する日本の各階層人民の愛国の統一戦線はたえず拡大している。これは、日本人民の反米愛国闘争が勝利するもっとも確かな保証である」。

 米帝国主義が日本を米国の侵略基地にする政策をとり、政治的、経済的、軍事的に日本を隷属させ、抑圧しているからこそ、日本の各階眉人民は団結して広範な愛国統一戦線を結成し、米日反動派と断固たる闘争を行なっているのである。米帝国主義とその手先は、日ましに日本の広範な革命的人民によって幾重にも包囲されつつあり、徹底的に葬り去られる運命からぬけだすことはとうていできない。

 毛主席は「日本民族は偉大な民族である。米帝国主義が長期にわたって頭上に君臨するのを日本民族は絶対に許すはずがない」とのべている。日本人民の革命闘争の情勢の発展は、毛主席のこの英明な論断の正しさを完全に立証している。われわれは固く信じている。日本人民は団結を強め、闘争を堅持して、かならず米帝国主義を自分たちの国土から追い払い、最後には米日反動派の罪悪にみちた支配をおわらせ、真の独立と解放をかちとることができる、と。


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