たたかいの中で前進する日本の進歩的学生

1969・1・21人民日報評論員論文


 連日来、日本の東京大学の学生は暴圧にひるまず、犠牲を恐れず、一万にのぼる完全武装の反動警官隊と激しく格闘している。かれらの勇散な闘争は、日本の進歩的学生の何ものも恐れぬ革命精神をまたしてもはっきり示すとともに、いま日本の進歩的学生運動がいっそう深く、いっそう幅広く繰りひろげられていることを物語っている。

 日本の進歩的学生は、米帝国主義と日本反動派に反対し、腐敗した教育制度に反対して、一貫した不撓不屈のたたかいを堅持している。すさまじい勢いで発展している学生運動は、いま日ましに日本の反米愛国の人民運動全体の重要な一環となっており、米日反動派の支配に激しい衝撃をあたえている。米帝国主義とその手先の佐藤反動政府は、あらゆる手口を使って日本の学生運動を圧殺しようとしている。昨年の一年間、佐藤政府は学生大衆に凶暴な弾圧を加えるために、いくど大量の武装警官を出動させたか数えきれない。しかし、日本反動派の反革命の暴力は日本の進歩的な学生をおどすことはできなかった。われわれの偉大な指導者毛主席が指摘しているように、各国の反動派が「革命的人民に加えている様々な迫害は、とどのつまり、人民のいっそう広範な、いっそう激しい革命を促すだけである」。日本の広範な進歩的学生は、ほかでもなく、日本反動派の残虐な弾圧に抵抗する過程で、たえず自覚を高め、闘志を強め、いっそう強固に鍛え上げられたのである。最近、東京大学の学生に凶暴な弾圧を加えた佐藤反動政府の新たなファッショ的暴挙も、日本の進歩的学生運動を一段と促進する役割りを果たすことしかできない。

 凶悪きわまりない弾圧のほか、米日反動派がとっているいま一つの手口は、日共宮本修正主義集団を利用して、日本の進歩的学生運動を切りくずし、瓦解させ、破壊することである。事実、米日反動派が日本の進歩的学生に加えた残虐なファッショ的弾圧は、宮本裏切り者集団と結託して行なったものである。だが、日本の進歩的学生運動と日本人民の反米闘争が深く発展すればするほど、宮本修正主義集団はその裏切り者の正体をますますはっきりとさらけ出し、広範な日本の学生と日本人民も、米日反動派の番犬をつとめるこの裏切り者一味の恥ずべき実体をますますはっきりと見ぬくであろう。

 日本の進歩的学生運動は、そのほこ先を直接米日反動派の罪悪的支配に向けるとともに、米日反動派の従僕日共宮本修正主義集団にも向けている。かれらは米日反動派と日共宮本修正主義集団に断固として反対し、日本人民のこれらの敵に激しい攻撃をかけている。東京大学の進歩的学生はおごそかに宣言した。「人民は必ず佐藤反動政府と日共宮本修正主義集団に血の債務をつぐなわせるであろう。われわれは闘争を堅持する決意を固めている」と。これは、日本の広範な愛国的青年と愛国的人民の米日反動派に反対し、宮本裏切り者集団に反対する固い決意とゆるぎない闘志を反映したものである。

 東京大学の進歩的学生のこの気迫にみちた闘争は、日本人民の反米愛国闘争が新しい年に、新たな高揚を見せるにちがいないことを示す重要な信号である。日本の労働者、学生、広範な愛国的人民は、さらに大規模な闘争の波をまき起こして、「日米安保体制」粉砕のため勝利のうちに前進するであろう。


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