日本人民の革命の奔流をおしとどめることはできない

1968・10・12人民日報国際論評


 日本人民が、親米売国首相佐藤の南ベトナムかいらい「訪問」に反対して東京羽田空港で繰りひろげた闘争の一周年にあたる日、東京、京都、大阪などの各地で大規模な反米デモが行なわれた。デモの大衆は、米軍用機用燃料を輸送する列車の通過を勇敢に阻止するとともに、東京の繁華街にバリケードを築き、佐藤政府が弾圧のために繰り出した多数の武装警官と激しくたたかい、暴圧を恐れず、敢然とたたかう日本の革命的人民の英雄的気概をいま一度示した。

 この一年、日本人民の反米愛国闘争はたえず発展してきた。日本人民は反米デモの中で、「日米『安保条約』破棄」、「米軍基地撤去」、「ベトナム侵略反対」など戦闘的なスローガンを叫び、米帝国主義とその下僕佐藤反動政府に対して猛烈な、持続的な攻撃をかけている。たび重なる激烈な闘争の中で、日本の革命的人民は鍛えられ、政治的自覚をたえず高めている。いま、日本人民は日米「安保条約」反対、米軍基地反対に力を結集し、米帝国主義が日本民族にむりやりはめているカセをみずからの鉄拳でうちくだく決意をしている。日本人民の革命闘争はいま、米日反動派に手痛い打撃を与えている。

 日ごとに強大になる日本人民の闘争に直面して、あわてふためいた米日反動派は、残虐なファッショ的手段で日本の革命的人氏への血なまぐさい弾圧に拍車をかける一方、かれらの下僕であり手先である宮本修正主義集団を極力利用して、人心を惑わすさまざまな論調をばらまき、それによって革命的人民の闘志をマヒさせ、日本人民の反米愛国闘争を破壊しようとしている。

 宮本修正主義集団は最近、将来「国会での多数」を通じて生まれる「民主政府」が一片の「通告」を出すだけで、日米「安保条約」を「終了」させることができる、などと大声で吹聴している。これはどういう意味だろうか。つまり、日本人民は反米闘争をする必要などはなく、宮本修正主義集団がある日突然議会で「多数」を占めるのを辛抱強く待ちさえすれば、一片の「通告」によって民族の独立を「恵」んでもらえ、米日反動派もおとなしく歴史の舞台から引き下がる、ということである。この世にも奇妙な話は、徹頭徹尾の反革命のたわごとである。

 われわれの偉大な指導者毛主席は、「被抑圧人民と被抑圧民族は、けっしてみずからの解放を帝国主義とその手先の『賢明さ』に託してはならず、ただ団結をつよめ、闘争を堅持することによってのみ、勝利をかちとることができる」と指摘している。

 みずからの解放は決して米日反動派の「慈悲」に託すことはできず、ただ革命的人民の固い団結にたより、闘争を堅持し、あとからあとへと前進してこそはじめてえられるものであるということを日本人民は認識している。米日反動派の刃物も、宮本修正主義集団の鎮静剤も、日本人民の革命闘争をおしとどめることはできない。日本人民はかならず解放されるし、日本革命はかならず勝利するであろう。日本人民の強大な革命の奔流はかならず、米日反動派とそのすべての共犯者や手先をことごとく葬り去るまで、ひきつづきたえ間なく前進するであろう。


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