日本人民の反米愛国闘争の新たな嵐

1968・4・11人民日報評論員論文


 春の潮は激しくさかまき、日本海はたけり狂っている!

 ことしに入って、日本人民は反米愛国闘争の新たな嵐をまき起こしている。米原子力空母日本寄港反対の闘争、米軍基地設置反対の闘争、国鉄労働者の大ストライキ、米軍基地労働者のストライキなどが交互に、間断なく発生している。最近、数千人にのぼる東京の愛国的労働者と学生は、駐留米軍が日本で野戦病院を新設することに反対するため、何度もデモ行進を行なって、この反米の波をより大きな高まりへと盛り上げた。

 これらのたたかいの中で、日本人民は鮮明な反米の旗を高くかかげ、明確な闘争目標をうち出して、米日反動派に力強い打撃をあたえている。これらのたたかいに、労働者、農民、学生、婦人、市民が積極的に参加したことは、米帝国主義の侵略、抑圧、支配に反対する日本各階層人民の愛国統一戦線がいま拡大の一途をたどっていることを示している。

 これらのたたかいの中で、日本人民は米日反動派の銃剣、装甲車、放水、ガス弾を前に、暴圧をものともせず、犠牲を恐れず、ファッショ警官と勇敢な格闘を繰りひろげて、反米愛国の断固たる決意と英雄的な気概を顕示している。

 米帝国主義は、一貫して日本をアジアにおけるかれらの侵略基地とし、日本民族の利益を売り渡す日本反動派をかれらの番犬としてきた。米日反動派と日本人民の間の民族矛盾と階級矛盾は、和解することのできないものである。ベトナム侵略戦争でみじめな敗北を喫した米帝国主義は、侵略戦争の拡大に拍車をかけるために、どうしても日本というこの侵略基地の役割りをいっそう強化せざるをえなくなっている。米帝国主義の侵略政策にどこまでも追従していこうとする佐藤政府もその主人への奉仕にいっそう力をつくさざるをえなくなっている。ここ数ヵ月来、佐藤政府は「かつてない意気込み」で軍備拡張・戦争準備に力を入れ、ベトナム侵略米軍のために軍用飛行場を建設したり、野戦病院を新設したりして、日本を米国のベトナム侵略の直接の軍事基地に変えており、同時に、日本人民にますます激しい弾圧を加えている。その結果、米日反動派と日本人民のあいだの民族矛盾と階級矛盾は一段と先鋭化せざるをえなくなっており、日本人民の反米愛国闘争もいっそう激化せざるをえなくなっている。

 日本人民と米帝国主義との民族矛盾、日本国内の階級矛盾が日ましに激化していく中で、宮本修正主義集団の裏切り者としての正体がよりはっきりと暴露されてきた。かれらはソ修裏切り者集団との結託に拍車をかけ、やっきになって日本人民の革命事業を売り渡し、日本人民の反米愛国闘争を破壊している。宮本集団は口先では「革命」の空念仏をとなえながら、手には棍棒をもち、恥知らずにもデモ隊を「暴徒」だなどとののしって、日本人民の反米愛国闘争をやく殺しようとする米日反動派を助けている。したがって、米日反動派に反対するには、かならずソ修集団と宮本集団に反対しなけれぱならない。現代修正主義の流した害毒を一掃し、現代修正主義の破壊活動を粉砕しなければ、日本人民の反米愛国闘争を勝利のうちに前進させることはできない。

 われわれの偉大な教師毛主席は、「日本民族は偉大な民族である。米帝国主義が長期にわたって頭上に君臨するのを日本民族は絶対に許すはずがない」、「日本人民はかならず米帝国主義を自国の領土から追い出すことができ、独立・民主・平和・中立を求める日本人民の願いはかならず実現するにちがいない」と指摘している。

 日本の運命を決定するのは、けっして米日反動派でもなければ、ソ修や宮本修正主義集団でもなく、目覚めた日本の広範な革命的人民である。米日反動派とその他のあらゆる妖怪変化は、最後には日本人民によって残らず葬り去られるであろう。


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