戦士の栄誉を中傷することはできない

1967・6・18人民日報国際短評


 日本の民族的英雄樺美智子が英雄的な犠牲をとげてから、もう七年になる。彼女は七年前の日米「安保条約」反対のデモ闘争で米日反動派に殺害された。今日の日本は、依然としてオオカミのような悪党どもに権力を握られ、一方、一握りの日共修正主義分子は一時の安逸をむさぼるキツネになり下がっている。このようなときに、人びとが日本民族の解放事業のために勇敢に身を献げた戦士に思いをはせることはごく自然なことである。

 当時、われわれの偉大な指導者毛主席は日本人民の反米愛国闘争をたたえ、次のように指摘した。「日本人民はすでに当面の状況のもとで、新しい『日米安保条約』に反対し、米国の軍事基地に反対し、米帝国主義の侵略勢力を追い出す良い方法をみつけ出したようである。それはつまり米帝国主義とその代理人を除くもっとも広範なすべての力を結集して、米帝国主義とその代理人に対する全人民的な大衆闘争を進めるということである」。

 樺美智子は他でもなくこの大衆闘争における勇敢な闘士であった。毛主席は樺美智子の殉難を高く評価し、「樺美智子は全世界にその名を知られる日本の民族的英雄になった」とのべた。

 樺美智子は日本反動派に殺害されたが、彼女はいまなお日本人民の心の中に生きている。それにしても憤りにたえないのは、一握りの日共修正主義分子が日本人民をだますために、意識的に事実をねじまげ、再三、流言飛語をとばし、恥知らずにもこの民族的英雄を「トロツキスト」であると侮辱したことである。

 現在では、日共修正主義分子のこのような中傷こそ、米日反動派と真向から対決して闘争するのを恐れるかれらの卑劣な根性をはっきりとさらけ出したものであることが明らかになった。かれらは樺美智子を攻撃することによって、米日反動派に反対する日本の広範な人民の闘争を束縛し妨害しようと企んだのである。

 現代修正主義者はみずから革命を恐れる一方、他人にも革命を許さない。かれらは、革命の原則を堅持し、敢然と革命をやるものには誰にでも「トロツキスト」のレッテルをはりつけ、革命者を「反革命」に仕立て上げる恥知らずな腕前をもっている。フルシチョフ修正主義分子もそうであり、日共修正主義分子もそうである。しかし、かれらのこうした腕前では人をだますことはできないし、革命者をおどかすことなどなおさらできない。事実、トロツキーの衣鉢をついで今日のトロツキストと野合しているのは、ほかでもなく革命を恐れ、革命を投げ捨て、革命に反対するそれらの現代修正主義自身であり、まさにソ連修正主義指導集団とその門徒のやからである。

 日本で一人の樺美智子が倒れても、何千何万という樺美智子が立ち上がっている。日共修正主義分子が革命の旗を投げ捨てれば、日本の真の革命派がこの旗をいっそう高くかかげようとする。日本民族の英雄樺美智子は永遠にその輝かしい名をのこすが、逆に、日共修正主義分子の裏切り者どもは、永遠にその汚名をのこすだけである。


戻る

inserted by FC2 system