宮本顕治のばかの骨頂

北京航空学院紅旗戦闘隊


 アメリカ帝国主義、ソ連修正主義と各国反動派が力をつくして反中国の叫び声をあげているなかで、「マルクス・レーニン主義者」日本共産党書記長宮本顕治のこのはねまわる小虫は、薄暗いみぞから飛び出してきた。

 宮本顕治、このやからは再三再四わが国の紅衛兵を攻撃し、日中両党会談の状況をわい曲し、反中国論を発表し、公然とわれわれ紅衛兵の心のなかのもっとも赤い赤い太陽毛主席を侮蔑した。まことに身のほど知らずである。

 宮本顕治らばかどもよ。お前たちは犬の耳をよく立てて聞け。毛主席に反対するものはだれでも打倒する。われわれは東京まで鉄拳をのばしてお前たちの犬の頭をなぐってやる。

 毛主席は全世界人民にたいしてアメリカ帝国主義に反対し、ソ連修正主義に反対する統一戦線を組織することを呼びかけた。これは非常によいことである。千も万もよいことである。われわれ毛主席の紅衛兵は一千べんも賛成し一万べんも擁護する。

 反帝はかならず反修でなければならない。だからわれわれはソ連修正主義に反対し、ブレジネフを打倒し、コスイギンの犬の頭をなぐらなければならない。お前たちは気持ちが悪いか。ソ連修正主義の体を打てばお前たちの心は痛む。一体のふたごと同じである。

 宮本顕治よ、恥知らずで、あわれな、あつかましいやつ。堂々たる「マルクス・レーニン主義」者はついにソ連と同じズボンをはくにいたった。「ソ連は修正主義の傾向があるとはいえ、ソ連が北ベトナムを援助しているから反帝統一戦線のなかに包括すべきである」などとわめいている。これはうそ八百であり、ばかげた言い分だ。

 ソ連は修正主義の「傾向」があるだけであろうか。そうではない。お前たちは犬の目を見開いてソ連修正主義をよく見てみろ。徹頭徹尾、内も外も修正主義でしみとおっている。はなはだしきにいたってはファシストと違わない。最近のソ連当局の血なまぐさいわが国の留学生を鎮圧した暴行は、このことを十分に説明しているではないか。

 ソ連は北ベトナムを「援助」した。これは人をだますものである。ソ連修正主義はこわれて使えない武器をべトナムにやっている。これが誠心誠意の北ベトナム援助か。そうではない。これは政治的資本をかすめとるためのものであり、べトナム人民の闘争をソ連の修正主義のレールにひき入れることをたくらみ、アメリカ帝国主義と「和平交渉」の陰謀をしようとするためのものである。ソ連修正主義のベトナム援助はニセであり、アメリカを助けているのが本当である。抗米はニセであり、ベトナムを売るのが本当である。何たるその害毒ぞ。お前たちは「独立自主」などと鼓吹している。ズバリといえばお前たちのいわゆる「独立自主」というのは、実際は真のマルクス・レーニン主義党と分裂することであり、世界人民と日本人民と対立するものであり、ソ連修正主義と相互に結託するものであり、アメリカ帝国主義と日本反動派とぐるになって悪事を働くものである。要するにマルクス・レーニン主義にそむくソ修、米帝、日本反動派に身をあずけることである。

 お前たちは「マルクス・レーニン主義者」を自称しているのではないか。べッ!恥ずかしくないのか。お前たちは一日ずつ佐藤政府とぐるになり、色目を使って「国会のなかで安定した過半数を取る」とか「全国統一行動」とかをいちずに追求しているが、お前たちが武装闘争を宣伝したり、暴力をもって国家権力を奪取したり、アメリカ帝国主義を追い出したりするのを見たことがない。

 昔の修正主義者べルンシュタインはかつて「百年前には流血革命によって初めて改革を実現できた。しかし今日、われわれは投票とデモ行進およぴその他の威かく手段を通じるだけで実現できる」といったことがある。

 「議会のクレチン病」の裏切り者カウツキーは「われわれの政治闘争の目的は以前と同じであり、いぜんとして議会のなかで多数を獲得する方法によって国家権力を奪取することであり、また議会を政府の上に位する主人に変えることである」という「名句」を吐いた。

 現代修正主義者、悪名高いフルシチョフのはげ頭もまた、「議会の道を通じて社会主義の過渡期に向かう」べきだなどと鼓吹したではないか。

 お前たちは、この「マルクス・レーニン主義者」どもと年とった小者の修正主義のばかどもとお前たちが、何とよく似ているかを、どうか見てほしい。

 暴力革命を主張するか、それとも議会闘争を主張するかは、マルクス・レーニン主義者と種々さまざまな修正主義者とを区別する試金石である。真の革命とにせの革命、革命家と裏切者とを区別する試金石である。「小さき小さき地球に幾匹かのハエありて、壁に頭をうち、ぶんぶんと泣き、幾声か淋しく、幾声かすすりなく」。東京の幾匹かの青バエのこの悲しい叫びが、どうして革命の機関車のごうごうとした響きを押しつぶすことができようか。

 宮本顕治などの一握りのかわいそうな反中国のだんな方。中国の紅衛兵はだまされはしないよ。われわれはいつかは、日共のなかの真の革命者といっしょになって、お前たちに「反革命修正主義分子」の大きな名札をかけさせ、高い三角帽子をかぶらせ、お前たちを白日のもとに引き回し、闘争して打倒し、突きくずし、腐らせてやる。

 真のマルクス主義者、レーニン主義者、日共党員安斎庫治同志が「いささかのあいまいさもなくかれらの額の上に裏切り者のらく印を押すべきである」といったことは非常によい。

 最近、北京在住の徳田球一夫人ら十人の日共党員は、日共を脱党し、日共の一握りの修正主義者がわれわれのもっとももっとも敬愛する毛主席を攻撃したことに抗議した。これは革命的行動であり、われわれは断固支持する。日共は必ず大乱を起こすべきである。日共は必ず大乱のなかで新しく生まれ変わるべきである。

(「赤旗」1967年3月19日)

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