首都文芸界プロレタリア文化大革命大会の席上の談話

周恩来


 最近数年来、京劇改革、バレエ改革、交響楽改革、彫刻改革などで画期的な成果をかち得た。これは文芸の革命化、大衆化、民族化の一大飛躍である。これらの成果はすでに重大な階級闘争を経て、旧中央宣伝部、旧文化部、旧北京市委員会の反革命修正主義路線の大きな障害を、打破ってかち得たものである。これらはすベて毛主席の労働者・農民・兵士に奉仕するという方向、厚今薄古、古為今用、洋為中用の方針の指導のもとにかちとられたものである。これは普及の基礎の上におげる向上であり、また向上を導く下での普及である。

 これらのモデルの影響と促しのもと、すでに一連の新たな革命文学・芸術作品が生まれ、広範な労働者・農民・兵士が演劇の舞台に登場した。この革命運動はやがて文芸各領域でさらに深く展開されようし、われわれの未来に必ずや深刻な影響を与えるであろう。

 わたしはここで臨席の陳伯達同志、康生同志、江青同志らが、断固として毛主席のプロレタリア革命路線を擁護し、実行していることを紹介したい。

 上述した文芸革命の成果は、すべて江青同志の指導によるものである。これは三十年代から六十年代まで、文芸界の中に一貫して存在した修正主義の黒い路線と、断固として闘った結果である。江青同志は、自ら闘争と芸術の実践に参加した。苦難の闘争は江青同志の健康をそこなったが、しかし精神的な安らぎとはげましは、この損失を必ずや補ったものと思う。

 わたしは文化方面では素人で、成果を挙げられない支持者にすぎない。方針の上ではわたしは革命化、大衆化、戦闘化と民族化を堅持しているが、しかし実践面ではいつも決定的な誤りを犯している。たとえば音楽ではわたしは素人中の素人で、ただ中国とヨーロッパの音楽の差とか、ヨーロッパ崇拝思想反対とか、中国とヨーロッパの音楽の基礎練習は別々にせよとかをいうだけで、ヨーロッパのものの中国への適用、批判的にヨーロッパ音楽をわが国のものとして吸収するとかいうことは知らなかった。この点で江青同志の直接の援助を得た。わたしも革命歌曲の学習で、実践の中で深刻な埋解を得ることができた。

一九六六年十一月二十八日

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