13. 日本共産党を先頭に日本人民は前進する


  今日、日本共産党と日本人民のまえには、重要な課題がつぎつぎと提出されています。アメリカ帝国主義のベトナム侵略に反対し、ベトナム人民のたたかいを支持し、アジア世界の平和をたたかいとる課題、沖縄、小笠原を即時・無条件・全面的に返還させ、安保条約を破棄し、真の独立をかちとる課題、アメリカ原子力艦艇の「寄港」を阻止する課題、小選挙区制や憲法改悪、軍国主義の復活に反対し、民主主義をまもる課題、「合理化」、低賃金、物価値あげ、重税、その他人民生活の破壊に反対し、生活をまもる課題など、どれひとつとってみても、広範な人びとがアメリカ帝国主義と日本独占資本に反対して団結してたたかわなければならない重要な課題ばかりです。

 いまほど広範な人びとが、切実な要求にもとづき、統一行動、統一戦線に結集してたたかわなければならないときはありません。そして、こうした人民のたたかいは、各地で発展しつつあります。


江東体育館でひらかれた「紺野・砂間両同志歓迎大集会」

 しかし全民主勢力の共闘は、情勢の発展にくらべてたちおくれており、 人民の期待に十分こたえるまでになっていません。 これは、まず、米日反動勢力の反共攻撃によるものであり、 また民社党の反共、分裂策謀、 統一行動にたいする公明党の消極的な態度、社会党の動揺的な態度などにもよるものです。 さらに毛沢東一派や対外盲従分子、反党修正主義分子、トロツキストなどの分裂破壊策動によるものです。 とくに、いま毛沢東一派や盲従分子は人民のたたかいが発展する根本条件である運動の自主性を破壊し、 闘争を混乱させようとしています。

 いまこそ、日本の運動の自主性をまもり、一部外国勢力の大国主義的干渉やこれに盲従する事大主義を克服し日本人民の米日2つの敵に反対するたたかいを正しく発展させなければなりません。

 かれらはとりわけ日本共産党に攻撃を集中しています。日本共産党は創立以来45年間、天皇制権力の残虐な弾圧をはねかえし、一貫して侵略戦争に反対し、労働者階級と勤労人民の利益を守ってたたかいぬいた、ただ1つの不屈の政党です。

 今日この革命的伝統を守り、日本人民の真の解放の道をあきらかにしてたたかっている日本共産党にたいして、たとえいかなる勢力であろうとも不当な干渉や攻撃をくわえることはだんじてゆるすことはできません。

 日本共産党は、世界人民の共通の敵アメリカ帝国主義との断固たるたたかいを回避する現代修正主義の潮流に反対すると同時に、毛沢東一派の極左日和見主義・大国主義と断固たたかいぬくものです。 たとえこの闘争がおおくのの困難をともなうとも、けっしておそれるものではありません。日本共産党はマルクス・レーニン主義にもとづく輝かしい綱領をもっており、現代修正主義に反対するたたかいの中できたえられたように、毛沢東一派との闘争をつうしてさらに強大な党に発展することはまちがいありません。

 この不屈の党の指導のもとに広範な人民が団結し、どのような干渉や破壊活動をもうちやぶってアメリカ帝国主義と日本独占資本に反対する統一行動、統一戦線をねばりづよく前進させてゆくならば、日本人民はかならずあかるい未来をきりひらくことができます。

 輝かしい45年の革命的伝統と人民解放の正しい綱領をもつ日本共産党の旗のもとに、勇気と確信をもって前進しましょう。


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