反帝・反修闘争の前線からの使節――アルバニアの党・政府代表団が中国を訪問



真紅の『毛主席語録』をかかげて、アドリア

海岸から来た英雄的なアルバニアの使者を
熱烈に歓迎する北京の革命的大衆

周恩来同志、康生同志にともなわれて、

首都北京の歓迎陣にあいさつする
シェーフ政府代表団長

 9月26日、中華人民共和国成立18周年をまえにして、アルバニア労働党中央委員会政治局員・アルバニア人民共和国首相シェーフ同志を団長とするアルバニアの党・政府代表団が北京に到着した。「タカの国」の貴賓たちは、ちょうど中国人民がプロレタリア文化大革命の輝かしい勝利に歓呼の声をあげている時に、わが国を訪れたのである。ちなみに、アルバニアの党・政府代表団には、アルバニア労働党中央政治局員アリヤ同志、中央委員・コルサ区委員会第1書記ジュチシュティ同志、中央委員、海岸防衛隊政治局員ペルラク同志、中央委員・労働組合中央理事会書記長、ジャクバ同志らがくわわっている。

親密な戦友を心から歓迎

 アルバニア代表団をのせた特別機は9月26日午後4時首都空港に着陸、タラップをおりるシェーフ同志、アリヤ同志はじめアルバニア代表団は、なりひびくドラや太鼓の音、「毛主席万歳!」「エンベル・ホッジャ同志万歳!」のスローガンの叫びで迎えられた。中国の党と関係部門の責任者周恩来、陳白達、康生、李富春らの諸同志が、反帝・反修闘争前線から訪れたアルバニアの戦友を心から迎えた。紅衛兵の小勇将が貴賓たちに革命の宝書『毛主席語録』を贈った。

 空港で、人びとは、毛主席のことば「中国とアルバニアの両党、両国人民は団結し、全世界のマルクス・レーニン主義者は団結し、全世界の革命人民は団結して、帝国主義を打倒し、現代修正主義を打倒し、各国の反動派を打倒しよう。帝国主義もなく、資本主義もなく、搾敗制度もない新世界をかならずうち立てなければならない」を朗読し、エンべル・ホッジャ同志のことば「 わが国人民、わが党、わが政府と偉大な中国人民、中国共産党とは、共同の革命の道を前進している。平和な時であろうが、あらしの時であろうが、われわれは永遠に偉大な中国人民、中国共産党と肩を並べて同じ立場に立ち、帝国主義、現代修正主義に反対し、革命と社会主義の勝利をめざす闘争のなかで、ともに前進していくであろう」を朗読した。朗読が終わると、ひきつづき盛大な歓迎式がおこなわれた。

 たくさんの紅衛兵の小勇将が歓迎の列からとび出してきて、シェーフ同志はじめ代表団全員の胸に毛主席のバッジを、腕に紅衛兵の腕章をつけた。出迎えの人びとは、たえまなく、「アルバニアの党・政府代表団を心から歓迎する!」「英雄アルバニア人民に敬意を表する!」「アメリカ帝国主義を打倒しよう!」「現代修正主義を打例しよう!」などのスローガンを高らかに叫んだ。貴賓たちはおくられた品物や赤い宝の本を手にもってふりながら、満面に笑みをたたえてあいさつをかえした。

 空港から迎賓館までの広びろとした道の両側には、数十万にのぼる首郁のプロレタリア革命派、紅衛兵、人民解放軍の陸海空三軍の指揮員・戦闘員が立ちならび、シェーフ同志ののったオープンカーがそのすえを通りすぎると、歓呼の声をあげて出迎えた。それは中国、アルバニア両国人民の偉大な友宜と敢闘的な団結をはっきりと示すデモンストレーションであった。シェーフ同志は周恩来同志、康生同志と、アリヤ同志は陳伯達同志、張春橋同志と、それぞれオープンカーに同乗して群がる人びとの間を徐々に行進していった。シェーフ同志らが天安門広場にさしかかると、紅衛兵3千人からなる文工隊が歌や踊りをひろうしてアルバニアの貴賓たちを歓迎した。出迎えの人びとは、毛主席の肖像とホッジャ同志の肖像を高くかかげ、毛主席の語録とホッジャ同志の語録を書いたプラカードを高くさしあげながら、ひっきりなしにスローガンを叫びつづけた。赤旗はいたるところにはためき、ドラや大破の音はなりびびき、歓呼の声は天にこだました。

 アルバニアの党・政府代表団は中国共産党中央委員会と中国政府の招きにこたえて、中国を訪問したものである。それは、中国、アルバニア両党、両国人民の、うち破ることのできない兄弟的な友誼とマルクス・レーニン主義の戦闘的なな団結をうきぼりにして示したのである。それはまた、アメリカ帝国主義、ソ連現代修正主義、各国の反動派にたいしておこなわれた力強いデモンストレーションでもある。

 翌日の夜、周恩来総理は人民大会堂で盛大な歓迎レセプションを催し、英雄的なアルバニアから訪れた使節をもてなした。シェーフ同志、アリヤ同志はじめアルバニアの戦友たちが、中央の指導者と中央文化革命小組および各方面の責任者周恩来、陳伯達、康生、李富春、李先念、聶命臻、謝富治、江青、劉寧一、楊成武、粟裕、郭沫若、張春橋、戚本禹、姚文元、汪東興らの諸同志とともに宴会場にあらわれると、満場にはあらしのような拍手がわきおこった。周恩来同志は、あいさつのなかで、まず、われわれの偉大な指導者毛主席とその親密な戦友林彪同志にかわり、中国共産党と中国政府、中国人民を代表して、アルバニアの党・政府代表団にもっとも熱烈な歓迎の意をあらわし、また、アルバニア人民の偉大な指導者エンベル・ホッジャ同志にたいし、アルバニア労働党とアルバニア政府、アルバニア人民にたいして、戦闘的なあいさつをおくった。

世界のプロレタリア独裁の経験を大いに豊かにしたアルバニア革命化運動

 つづいて、周恩来同志はあらましつぎのようにのべた。

 アルバニア労働党とアルバニア人民は一貫してマルクス・レーニン主義の革命路線を堅持し、プロレタリア独裁を堅持し、片手にツルハシをもち、片手に銃を握り、自力更生の方針をつらぬいて、帝国主義と現代修正主義の封鎖や破壊をうち砕き、社会社会主義の広びろとした道を堂々前進している。昨年らい、アルバニア労働党は政治、経済、軍事、文化などの各分野で、一連の重要な措置をとり、あらしのような革命化運動をまきおこしている。アルバニア労働党第5回大会ののちに、革命化運動は新たな、いっそう深化した発展をとげ、人の思想の革命化をいちだんと促している。アルバニアの革命化運動は、資本主義の復活を防止し、プロレタリア独裁を強化するうえ重大な理論的意義と実践的意義をもっており、世界のプロレタリア独裁の経験を豊かにするために貴重真献を果たしている。

 アルバニア労働党とアルバニア人民は一貫して、マルクス・レーニン主義とプロレタリア国際主義の旗じるしを高くかかげ、アメリカをかしらとする帝国主義に断固として反対し、ソ連修正主義指導グループを中心とする現代修正主義とチトー裏切り者一味に断固として反対し、ベトナム人民の抗米救国戦争を断固として支持し、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ人民の民族解放運動と各国人民の革命闘争を断固として支持してきた。アルバニア労働党とアルバニア人民は国際プロレタリア革命事業のために不滅の功績をたて、全世界のマルクス・レーニン主義政党と革命的人民に輝かしい手本をうちたてた。

 エンベル・ホッジャ同志をはじめとするアルバニア労働党は、長期の試練にたえぬいた、光栄あるマルクス・レーニン主義の革命党である。アルバニア人民は英雄的で偉大な人民である。われわれはこのような党とこのような人民を自分のもっとも親密な戦友としてもっていることを、このうえなく光栄に思い誇りに思っている。

毛沢東思想の新しい偉大な勝利

 昨年、シェーフ同志がわが国を訪問していらい、わが国のプロレタリア文化大革命は毛沢東同志みずからの指導のもとに偉大な勝利をおさめた。こんにちほどすばらしい情勢をこれまでに迎えたことはない。中国のフルシチョフをかしらとするブルジョア階扱の指令部はすでに崩壊した。これは毛沢東同志に代表されるプロレタリア革命路線の勝利であり、毛沢東思想の新しい、偉大な勝利である。

 毛沢東同志は、全面的に世界のプロレタリア独裁の歴史的経験を総括し、わが国のプロレタリア独裁の経験を総括して、マルクス主義の発展史上はじめて、社会主義杜会の矛盾、階扱と階扱闘争を科字的、系統的にしかも深くつっこんで分析し、社会主義社会における階級闘争の法則を明らかにし、プロレタリア独裁のもとで革命をおこない、資本主義の復活を防ぐ理論と実践の問題を解決した。それはマルクス・レーニン主義がまったく新しい段階に発展したことを示すもっとも重要な目じるしである。

 わが国の文化大革命は、毛沢東思想で武装されたわが党の指導をうち固め、強化し、わが国のプロレタリア独裁と社会主義制度をうち固め、強化した中国のような社会主義国がマルクス・レーニン主義、毛沢東思想の偉大な赤旗を高くかかげ、資本主義の復活を防ぎ、国家を永久に変色させないようにすることは、世界の革命事業にとってきわめて深遠な意義をもっている。われわれは、わが国が文化大革命を通して自分のプロレダリア国際主義の責務をいっそうりっぱに果たし、世界の革命事業により多くの貢献をするものと信じている。

 われわれは、いま世界革命の偉大な新しい時代をむかえている。アジア・アフリカ・ラテンアメリカ人民の革命運動は、 あらしのような勢いで発展しており、人民武装闘争の烈火は東南アジア諸国に燃え広がっている。帝国主義の立場はますます苦しくなってきている。アメリカ帝国主義がこんにちほど孤立したことはこれまでにない。ソ連共産党指導部を中心とする現代修正主義グループの内部も矛盾だらけであり、ソ連修正主義指導グループは内外ともに窮境におちいっている。当国際情勢は各国のマルクス・レーニン主義者と革命的人民にとってきわめて有利である。

 ベトナム人民の抗米救国戦争は輝かしい勝利をおさめている。いま、アメリカ、ソ連およびかれらの追従者どもは、新しい 「和平交渉」のペテンをたくらんでいるばかりか、国連のベトナム問題介入を策して準備をすすめている。

 ソ連修正主義指導グループは、フルシチョフ修正主義の道をますます遠くへつっ走りつつある。かれらは、 国内においては資本主義の全面的な復活に拍車をかけ、対外的にはアメリカ帝国主義にいちだんと投降している。数かぎりない事実が証明しているように、ソ連修正主義指導グループはアメリカ帝国主義の最大の共犯者であり、国際共産主義運動の大裏切り者である。全世界のマルクス・レーニン主義者はアメリカ帝国主義に反対しようとするかぎり、どうしてもソ連修正主義指導グルーブを中心とする現代修正主義に断固として反対しなければならない。

 中国、アルバニアの両党、両国人民の兄弟的な友誼と戦闘的な団結は、共同の敵に反対する闘争のなかできずきあげられたものであり、国際的階級闘争の大きなあらしの試練を経てきたものである。毛主席は「『海内に知己を存すれば、天涯も比隣のごとし』という。中国、アルバニア両国は違く幾山河をへだててはいるが、われわれの心はひとつにつながっている」とのべている。われわれの友宜と団結は、ほんとうに、マルクス・レーニン主義とプロレタリア国際主義にもとづいてうちたてられたものであり、恒久的な、確固としてうち破ることのできないものである。

世界革命全体にとって重大な歴史的意義をもつ中国の文化大革命

 アルバニア代表団長シェーフ同志はあいさつのなかで、毛沢東主席がみずからおこし、指導している中国のプロレタリア文化大革命を高く評価して、あらましつぎのようにのべた。

 「きょねん8月、毛沢東主席の主宰のもとにひらかれた中国共産党第8期中央委員会第11回総会の歴史的な決定は、人民中国の革命の発展史に、また社会主義と共産主義の道に、なみなみならぬ意義をもつ新しい段階をきりひらいた」。

 「中国のプロレタリア文化大革命はひとり中国にとってだけでなく、また世界各国人民、全世界の革命にとっても大きな歴史的意義をもっている」。中国のプロレタリア文化大革命の国際的意義は、革命のほうきで中華人民共和国からブルジョア修正主義のちり、あくたをとりのぞいたこと、中国のフルシチョフをかしらとする修正主義指令部――この司令部には、国際現代修正主義が中国最人の修正主義分子とその追従者を通して「内部からトリデを奪取」しようとする、最後の望みがかけられていた――を砲撃し、たたきこわしたこと、毛沢東の偉大な業績を葬り去り、中国の社会主義制度を消滅しようと夢みるブルジョア階級と帝国主義の代理人をうち倒し、壊減させたことにある。

 そのために、アメリカをかしらとする帝国主義者と、ソ連修正主義グループを中心とする現代修正主義者は、反中国の大十字軍を組織して、プロレタリア文化大革命に反対し、中国人民の偉大な指導者毛沢東同志に反対しているのである。かれらは毛沢東のマルクス・レーニン主義思想をおそれ、プロレタリア文化大革命をおそれている。われわれ革命者にとっては、これは大変よいことである。

中国、アルバニア両国の友宜をきずきあげた光栄ある指導者毛沢東同志とホッジャ同志

 シェーフ同志はさらにつぎのようにのべた。

 中国、アルバニア両国の友宜は確固としてうち破ることのできないものである。それはマルクス・レーニン主義とプロレタリア国際主義の基礎のうえにうち立てられたものだからであり、この友宜をきすきあげたのは、われわれ両党であり、われわれの光栄ある指導者毛沢東同志とエンベル・ホッジャ同志であるからである。

 毛沢東同志は、「中国、アルバニア両国は遠く幾山河をへだててはいるが、われわれの心はひとつにつながっている。……世界にどのような事態がおきても、われわれ両党、両国人民は、かならず、かたく団結し、ともに戦い、ともに勝利する 」とのべている。中国人民の偉大な指導者、アルバニア人民の偉大な友人毛沢東同志のこれらのことばは、ひじょうに大きな革命的意義をもっており、アルバニア人民と中国人民のあいだでは人心に深く刻みこまれている。これらのことばはすでに、きわめて大きな物質的力と精神的力に変わっており、われわれの兄弟的な友宜と団結をいちだんと増進させている。

 わが党とわが国人民の指導者エンベル・ホッジャ同志はアルバニアと中国の偉大な友宜にふれた際、われわれの団結は堅固なものであり、確固下動のものであり、われわれの友宜は恒久的なものである。なぜなら、われわれの団結と友宜ほマルクス・レーニン主義とプロレタリア国際主義の確固たる基礎のうえにうち立てられたものだからであり、すべての戦線ですすめられている、われわれ両党と両国人民の帝国主義反対、修正主義反対の共同闘争が、いずれも共通の目標と共通のマルクス・レーニン主義思想によって指導されているものだからである」とのべている。

 「ことしの10月1日の祝日には、なみなみならぬ意義がある。というのは、この祝日がプロレタリア文化大革命が偉大な勝利をおさめたという空気のなかで祝われるからである。そして、たんに中国人民ばかりでなく、またアルバニア人民も、偉大な中国人民、光栄ある中国共産党と毛沢東同志をかぎりなく尊敬し、熱愛している全世界の革命的人民も、みなこの歴史的な日を祝っているのである」。

永遠にアルバニアの空高くひるがえるマルクス・レーニン主義の旗じるし

 シェーフ同志はひきつづきつぎのようにのべた。

 「社会主義のアルバニアでは、国家生活の全面的革命化をいちだんとおしすすめる運動が、すばらしい効果をあげながら、発展している」。

 「わが国の国家生活の連続革命化をいちだんとおしすすめていく最後の目標は、社会主義の道がアルバニアで最終的勝利をおさめるようにし、それによって、アルバニアに修正主義が発生し、資本主義が復活するのを防ぎ、アルバニア人民共和国がいつまでも革命的姿を変えないようにし、マルクス・レーニン主義の旗が杜会主義のアルバニアにいつまでも空高くひるがえり、いつまでも色あせないようにすることである」。

 アメリカ帝国主義は、コスイギン、ブレシネフをかしらとするソ連フルシチョフ修正主義グループと陰に陽に結託し、百方手をつくして世界各地でその国際的憲兵の役割を強化している。ベトナムでは、アメリカ帝国主義者はきわめて大きな因難に直面し、これからのがれようとしてソ連修正主義グループの援助にすがり、この困難をのがれ、英雄的なベトナム人民を「和平交渉のテーブルで」アメリカ帝国主義に屈服させようと必死になっている。英雄的なベトナム人民は、いま、比類なく勇敢なたたかいをすすめている。そして、小国の人民でも最大の帝国主義国にうち勝つことができ、アメリカの軍事力にうち勝つことができるということを、全世界の人民に示している。わが国人民、わが党、わが政府は、英雄的なベトナム人民を最後まで支持するものである。

 ことしの6月におこなわれたアラブ諸国にたいする帝国主義=イスラエルの罪悪的な侵略は、全世界のまえに、とくにアラブ人民のまえに、またもやアメリカの血なまぐさい侵略者としての本性を暴露し、ソ修ググループの、アメリカ帝国主義の忠実な従僕としての本質を暴露し、中華人民共和国、アルバニア人民共和国、帝国主義と修正主義に反対する世界のその他の国家と勢力こそ、自由と独立のためにたたかっている各国人民の真の友人、とくにアラブ人民の真の友人であることを立証した。さいきんの中東事件は、帝国主義にほんとうに反対している人びとに、偉大なレーニンがいったとおり、帝国主義反対の闘争をもしも修正主義反対の闘争と切りはなすなら、勝利をがちとることはできないということをいっそうはっきりと理解させた。

 「毛沢東の偉大な中国は、罪悪的な計画を実現させようとするアメリカ帝国主義とソ連修正主義者にとって最大の敵であり、主要な障害である。そのため、かれらのホコ先はすべて人民中国と毛沢東同志に向けられているのである。しかし、全人類と世界革命にとってきわめて幸運なことは、中華人民共和国という社会主義の大国が存在し、アメリカ帝国主義とフルシチョフ修正主義に大喝一声、『やめろ!』と命令していることである。中国はすでに帝国主義と修正主義の罪悪的な計画完全に破産させる勢力になっている。偉大な中国がこのような勢力になったのは、毛沢東同志のマルクス・レーニン主義思想があるからであり、偉大な中国がプロレタリア文化大革命を経て、いっそう強大になったからである」。

(「北京週報」1967年40-41号)

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